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冷却塔について

冷却塔の特殊用途とは?

冷却塔には、冷房時に室内の熱を大気中に捨てる一般的な役目の他に、「熱交換器」として考えると実はいろいろな使い方ができるのです。

冷却塔をヒートポンプ用途として使用する場合、重油や灯油・ガスなどの燃料を使わずに、空気や地下水・河川水などの自然エネルギーを利用して冷暖房兼用が可能で、安全かつ衛生的でコストも節約できます。都市で使える自然エネルギーとしては主に熱源として空気が選択されます。 冷却塔はこの空気熱源ヒートポンプシステムの吸熱部に使用することができます。
この場合、循環水の温度を下げるのではなく、温度を上昇させる為に使われるので、加熱塔、つまりヒーティングタワーと呼ばれます。
空気を熱源とするには、フィンチューブに空気を直接当てる方法と、冷却塔を使用して水に熱を移す方法が採られます。
フィンチューブを使用する場合の特徴としては除霜装置が必要になること、冷却塔より設備費がかさむこと等不利な点があります。
それに対して、冷却塔を使用する場合には、循環水温度がマイナスになる場合があるので凍結を防ぐ為に、不凍液(エチレングリコール等)を入れる必要があるという特徴があります。

このように夏はクーリングタワー、冬はヒーティングタワーとして使用できるので、冷却塔をヒートポンプ用として使うことは非常に効率的な使用方法といえます。

冷却塔の特殊用途とは?
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