
新製品・トピックス
2024年度省エネ大賞 製品・ビジネスモデル部門 省エネルギーセンター会長賞受賞 「水素焚吸収冷温水機 RHDHシリーズ」
この度、当社と荏原製作所(以下:荏原)は、一般財団法人 省エネルギーセンターが主催する 2024年度(令和6年度)省エネ大賞において、「水素焚吸収冷温水機 RHDHシリーズ(以下:本機器)」が製品・ビジネスモデル部門 省エネルギーセンター会長賞を受賞いたしました。
◆受賞製品概要
本機器は、水素を燃料とする吸収冷温水機です。吸収冷温水機は熱を駆動源とする冷凍機であり、電力消費量が非常に少ないという特徴を持ち、従来から都市ガス・灯油などの油を燃料として販売されています。今回、脱炭素、CO2フリーという思想のもと、燃料を水素化した吸収冷温水機を開発しました。現在、水素の使い道は燃料電池による電力製造が主で、水素を直接使用する機器はまだ限られています。その中で、水素焚吸収冷温水機は直接「つかう」ことで空調用の冷温水を製造することができる機器です。水素は使用時にCO2を排出しないため、水素焚吸収冷温水機は従来の燃料と比較した場合、年間で灯油に比べて95%、都市ガスに比べて94%ものCO2排出量を削減することができ、今後のCO2フリー水素社会となった場合に備えた製品として、今回ご評価をいただいたものと考えております。
◆開発の背景
地球温暖化の原因と考えられている温室効果ガスの削減は、全世界共通の課題であり、全世界で2050年カーボンニュートラルの実現を目指しています。カーボンニュートラル達成に向けて、水素は次世代エネルギーとして期待されており、世界的な水素社会の構築、水素利用の拡大は一体的に推進する必要がせまられています。荏原は、水素サプライチェーン「つくる・はこぶ・つかう」において、グループの製品・技術を利用して種々の水素対応製品の開発に取り組んでおり、その中で、当社はガス、油を燃料とした吸収冷温水機の製造、販売、メンテナンスにおいて豊富な実績とノウハウを有しており、カーボンニュートラル実現に向けて水素を「つかう」製品として本機器を開発いたしました。
◆表彰式について
表彰式は、令和7年1月29日(水)東京ビッグサイト会議棟にて執り行われます。
◆本機器のご紹介
製品の詳細は当社ホームページをご覧ください。
https://www.ers.ebara.com/product/absorption-h/absorption-rhdh.html
また、令和7年1月29日(水)~31日(金)東京ビッグサイト東展示ホールにて開催の「ENEX2025 」に出展し、ご紹介をいたします。
https://unifiedsearch.jcdbizmatch.jp/nanotech2025/jp/invitation/auuuSxUwoW4