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荏原冷熱システム(中国)有限公司、日中省エネルギー・環境総合フォーラムで協力プロジェクトの参加を発表
当社のグループ会社 荏原冷熱システム(中国)有限公司(董事/総経理:蔡新連、以下:ERSC)は、2020年12月20日に開催された「第14回日中省エネルギー・環境総合フォーラム※1(主催:経済産業省、一般財団法人日中経済協会、中国国家発展改革委員会、中国商務部、在日本国中国大使館 以下:フォーラム)において中節能工業節能有限公司(董事長:楊 立新)※2とのプロジェクト「工業エネルギー分野における市場開拓戦略提携」の署名調印をいたしました。
前列左:ERSC:陳 旭 部長
前列右:中節能工業節能有限公司 楊 立新 董事長
背景
中国では、近年、急速な経済成長を背景に、エネルギー需要増大に対する対策や環境汚染などの課題に向けた取り組みが行われています。一方、日本の産業界でも省エネ・環境技術・設備の研究や開発が進められています。本フォーラムは2006年より日中間のエネルギー・環境分野における協力関係の強化や日本企業の対中エネルギー・環境ビジネスの推進を図ることを目的として開催され、今回で14回目を迎えました。
概要
今回、ERSCが中節能工業節能有限公司と締結した「工業エネルギー分野における市場開拓戦略提携」プロジェクトは、クリーンエネルギーの利用、低温余熱利用、地域総合エネルギー利用、節水などの省エネルギー案件を両社で協力しながら開拓し、企画から運営管理まで積極的に提携するものです。
両社は、中国工業省エネルギー分野における市場開拓について正式に戦略提携パートナー関係を築き、工業省エネルギー分野での投資運営、システム方針設計、コア設備提供と運営サービス等での提携を加速推進すると共に、持続、創新する中で共同発展を図ることで合意しました。
フォーラムでは、本プロジェクトを含む14件の協力案件が締結されました。なお、今回は、感染症拡大防止のため、東京と北京をつないだオンライン開催となりました。
今後の展開
フォーラムでは、日中両国の協力を深化させ世界における経済と環境の好循環の実現に貢献していくことも表明されました。
当社及びERSCは、事業や製品を通じて脱炭素社会の構築に向け、荏原グループが長期ビジョンE-Vision2030で掲げる「持続可能な社会づくりへの貢献」を実現してまいります。
※1 経済産業省リリース:https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201221003/20201221003.html
※2 中節能工業節能有限公司:中国節能環保集団有限公司傘下である2010年に設立のハイテクノロジー企業。主に、工業分野における省エネルギー・環境に有害な物質の排出削減を行い、クリーンエネルギーの発展と、工業省エネルギー分野の技術開発に取り組む。