吸収冷凍機・冷温水機

適切な保守をしていても消耗品に分類する構成品は定期的に交換しなければ、長期間の安定運用は不可能です。
吸収式冷凍機・冷温水機の場合、気密を保持するために必要なパッキン類の交換やバルブの交換、溶液ポンプや熱交換器の清掃点検等が重要なポイントです。

オーバーホールの概要

ポイント1

積極的な予防保全メニュー

オーバーホールは、通常の保守整備では点検できない密閉箇所を開放分解して実施する外科的な点検です。
オーバーホールは現状の機器を把握しその状態に手を打って将来の安心を期待する積極的な予防保全メニューです。

ポイント2

良好な気密状態を維持するために

機器に使用しているダイヤフラムバルブ(シート面はネオプレンゴム)や電極棒・液面計などはガスケット(パッキン)の密着性で気密保持をしていますので、経年的な劣化で密着面の硬化やゴムの柔軟性劣化により気密不良に至る原因となります。
オーバーホールではこのような消耗品を交換することで新品同様に気密性能を回復します。
そのほかにもフィルタやストレーナを交換します。

ポイント3

熱交換効率の回復による省エネ効果

吸収器・凝縮器(冷却水系)・蒸発器(冷水系)に使用しているチューブの材質は、全て銅製(Cu)であり、使用している水質や環境・汚れの状況、長期間のご使用により、穴あき腐食や減肉に至ることがあります。
特に冷却水系(吸収器・凝縮器)は、冷却搭により外気と接触するために多くの塵埃が混入し、スケール付着や場合によっては腐食減肉の原因要素になってしまいます。
チューブ内面へスケール付着が想定される場合、チューブ内面を薬品により洗浄し清浄な状態にしたうえで、チューブの劣化状況を判断する渦流探傷検査をおすすめしています。
チューブの伝熱性能の回復により、無駄なエネルギー消費を抑制しますので、施工前に比較して良好な省エネ効果が期待できます。

ポイント4

キャンドポンプ整備

吸収溶液を機器内部で循環するには欠かせないキャンドポンプは腐食性の強い吸収液を循環する特殊な構造になっています。経年的に異音や振動の増加、運転電流の増大を伴う変化による故障リスクが高まります。
機種によっては分解清掃点検整備を行う場合と、一式交換を行う場合がありますが、内部の軸受け交換と清掃により性能を回復させます。

キャンドポンプ整備前後比較

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